坪川研究室(TBLabo)紹介


卒研室紹介

 坪川研究室「e-Labo」では、インターネットを利用した新しいアイディアを提案・提供することを目指しています。研究室では、プログラミングによる各種アプリケーションはもちろん、マイクロコンピュータやセンサーなどを組み合わせて実際にネットワーク機器を創作するに至るまでの新しいアイディアを実現しています。研究室では、配属されるとまず、以下のような技術習得ができます。
  1. ネットワークプログラミングの習得
    実際のインターネットを介した、Javaによる音声通信プログラムやPHP、Perlによるwebアクセスプログラムなどにより、TCPソケットの概念やHTTPアクセスの概念を身につけます。Javaにつまずいてしまった人でも、もう一度実践を通して理解できるようになります。

  2. マイクロコンピュータ基礎の習得
    手のひらサイズのマイクロコンピュータを利用して、家電製品のスイッチやリモコン操作を行うための基礎知識を身につけます。ホームネットワークや今後の情報家電に必要なハードウェアやプログラミングを理解できるようになります。

  3. サーバ構築術の習得
    web、mail、DNSサーバなどサーバ構築術の基礎をもう一度復習し、サーバ構築法を身につけたら、研究室内で提供される個人用サーバPCと 実験用LAN環境を用いて、セキュアOSやLDAP、webmail、sambaなど新しい技術に挑戦しよう。

  4. データベースアクセス術の習得
    フリーウェアデータベースのMySQLやPostgreSQLなどデータベースとのネットワークアクセス術について教えます。

これらは、システムエンジニアやネットワークエンジニアとして社会に出るために必要不可欠な技術であり、就職活動時に習得できている ことは大変有利になるはずです。研究を行う基礎としてだけでなく、みなさんの就職活動にも役立てます。

 さて、研究室では2つの大きなテーマを柱に研究を進めることを考えています。一つ目は、バーチャルラボの 促進です。みなさんの中には大学に頻繁に来ることが、時間的にも経済的にも困難と考える人もいることでしょう。 このテーマでは、頻繁に大学に来なくても、ネットワーク上で研究室に参加できる遠隔研究環境を構築することを 研究します。二つ目は、マイクロコンピュータの活用です。マイクロコンピュータ(マイコン)は、現在の高速なパーソナル コンピュータとは異なり、処理速度、記憶容量とも制約されますが、消費電力、大きさ、コストの面で大きな アドバンテージがあります。これまで、マイコンは車の制御、情報家電、機械制御など専用的に用いられてきましたが、 最近は、このマイコンにLinuxを搭載できるようになってきました。このテーマでは、たばこケースサイズの省電力 サーバをマイクロコンピュータで構築したり、新しいネットワーク機器を創作していくことを研究します。

研究テーマ例

研究室の進め方

研究室では、サーバ構築(Linux,BSD,Windows Server)講習をはじめ、ハードウェア自作講習、 Javaプログラミング講習、ネットワーク運用などを指導していきますので、興味がある人なら必ず技術力がつきます。 また、皆さんの就職準備、テーマを決める基礎固めをしながら、卒研生との親睦も深めます。 夏期合宿、歓迎会、大学祭での研究室公開も例年行っています。

研究室内環境

Machine :
- Chipset E7505(dual),875P,865G,AMD750,KT266
- CPU : Xeon-3.06G,PIV-3.4G,3.0,AthlonXP2500+
- OS : Linux,BSD,Server2003,2000Server,NTServer,XP
機材など : MindStormロボット、DSPボード、回路作成パーツ、マイコン(H8,SH3)、無線LAN環境 をはじめ 各種のハードウェア作成、ソフトウェア作成(特に、サーバ構築関連とJavaプログラミング関連)の書物が豊富です。

研究室訪問について

研究室の所在場所:研究棟A10階 1006号室
見学時間:随時(4年生、大学院生がいつでも対応してくれます)
説明会:未定 ?/??(?) ?限から研究室にて行います。ふるって参加してください。
ホームページ:ここですね。